世界から猫が消えたなら
Amazonで「本屋大賞」で検索して出てきたものをランダムに購買した中の一冊。
このごろkindleで読むばっかりだったんだけど、
家の中に文庫本が散らばっている生活もやっぱり好き、というか、
ページをめくる感触が恋しくなって「リアル本」を買ってしまった。
文庫の表紙がとても可愛くて「いいじゃん」とおもってポチッたのに、届いた文庫本のカバーは映画PR用のもので、「むむむ」だったんだけど、よく見たら二重カバーになっておりました。
そうなのか、と思って、めくっておいたよ。
ものすごく読みやすくて、あっという間に読み終わりました。
読み始めた時点でなんか結末は予感できたし、実際その通りになって、気持ちよかった。悪い人も悪意も出てこない、とてもさわやかに読み進み、そして読み終えることができます。
でも、ひっかかりはきっちり残る、という。
寓話的な小説とでもいうべきなのか・・・。
この小説を子供に勧めて、文字面を負うことはできても、真に懐に落ちるのはたぶん30を過ぎてからなんだろうな、と思うに至っております。
ごちそうさまでした。