いやー、読み応えありましたよ。
堪能堪能。重たーい、正統派の古典的なフランス料理をコースでいただいた感触。
小説的世界観をがっつり描いておきながら、その中で時間も空間も移動して、もう一つの物語があって、その世界も魅力的、っていう。
空間も時間もマショトーリカ構造になっていて、いや、見事見事。
西洋美術にちらっとでも興味あれば、アンリ・ルソーの謎にも興味あるだろうし、いやー、ほんと、読み応えあった、素晴らしいわ。
そして、これは作者の狙い通りなんだろうけど、あの続きが読みたいわー。
ティムと織絵、そして娘の真絵の物語の続きを欲してっしまう。
ごちそうさまでした。いや、ほんと、ご馳走様でした。